支部から移動させました!
ツイッターでお世話になっている方より依頼を受けました!
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ライナー「こんな事を頼んで変だと思われるかもしれないが…
頼む。俺の乳首を触ってくれないか?」
ジャン 「…え!?」
真剣に頼まれたから断れず取り敢えず触るジャンくれぇ
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そんな依頼で、そんな話ですw
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久し振りの休日でジャンは兵舎で身体を休めていた。
そうしているとコンコンとドアをノックする音が聞こえてくる。
誰だろうと思いながら、ドアを開けると其処には同期であるライナーが立っていた。
ライナーが来るなんて珍しいなと思いながら、「どうした?」と聞いてみる。
しかし、言いにくいことなのか言葉を選んでいるようだった。
事情は分からないが、ジャンは「入れよ」と部屋に入るように促す。
「ライナー、どうしたんだよ?」
小首を傾げたジャンが尋ねるとライナーは少し戸惑いを見せた。
ライナーの背中をポンポンと叩いてやるとライナーはジャンへと視線を向ける。
少し顔を赤くさせながらも真っ直ぐにジャンを見つめた。
「こんなことを頼んで変だと思われるかもしれないが…。
頼む。 俺の…ち、乳首を触ってくれないか?」
「…え!?」
余りに唐突で思ってもみないライナーの言葉にジャンは言葉に詰まった。
ライナーの目は真剣で茶化しているようには見えない。
ジャンが戸惑っているとライナーはバツが悪そうに俯いた。
ちゃんと答えなければとジャンはパニクっている頭を働かせる。
きっと、こんな恥ずかしいことを頼むくらいなのだから。
ライナーが口を開こうとする前にジャンは言葉を発することが出来た。
「い、良いぜ。 えっと、俺で良いなら、だけど…」
「ほ、本当か…?」
「だって、困ってんだろ? 助け合うのは当然じゃねェか!」
「すまない、ジャン…」
頭を下げるライナーに「畏まんなよ」とジャンは笑う。
困ってる人間が居るなら、その人間のために何かしてやりたいと思うのは当然。
それが同期なら、尚更のことだ。
取り敢えず、床に座ろうとジャンはライナーに提案をする。
二人で対面になるように座るが、どうしようかとジャンは首を傾げた。
「直に触ったら、イイのか? それとも服の上からか?」
「…出来れば、直に触ってほしい…」
「ん、分かった。 悪いけど、服脱いでくれっか?」
ジャンの言葉にライナーは頷き、纏っていたシャツを脱いだ。
改めてライナーの身体を見ると自分の身体が未熟であると痛感する。
逞しい胸筋や二の腕、割れた腹筋にジャンは見惚れた。
「…ジャン?」
「ふえ!? あ、うん、スッゲェ鍛えられた身体だなと思って!」
「そ、そうか…」
実はリヴァイの身体と比べてましたとは言えずにジャンは笑っておいた。
昼頃にリヴァイに部屋に来るように言われていたことを思い出す。
時間的には余裕があるから大丈夫だろうとジャンは気持ちを切り替える。
脱いでもらったは良いが、どのように触れば良いのだろうか。
ライナーに尋ねると「任せる」とのことだった。
何故か少しドキドキしながら、ジャンはライナーの胸に手を伸ばす。
『うっわ、スッゲェ…!』
胸全体を触るように掌を広げて、ライナーの胸を触った。
鍛えられた筋肉は硬くもあるけれど、少し柔らかくもあるのに驚く。
こんな風に他人の身体に触るのは初めてかもしれない。
互いに胡坐で座っていると触りにくいなと思ったジャンは座り方を変える。
ライナーは胡坐で座らせておいて、ジャンはライナーの膝に太腿を乗せた。
足でライナーの身体を挟むような座り方にすると距離が近くなる。
「えっと、何か痛かったりとか止めてほしかったりしたら言ってくれよ?」
「あ、ああ…」
全体を揉むように触り、ジャンは指で掠るように乳首に触った。
余り反応がないので今度は人差し指の先で引っ掻いてみる。
ピクリと身体が震えたのが太腿を通して分かった。
まだ足りないのかなと思ったジャンは今度は親指で押し潰すように触る。
「…ッ!」
唇を噛んでいるライナーを見て、止めた方がイイのかとも考えた。
しかし、当の本人から言われているわけではない。
続けても大丈夫だろうかと思いながら、ジャンはライナーの乳首を摘まんだ。
「ひ、ぁッ…!」
「え!? あ、痛かったか!? 大丈夫か!?」
慌てたジャンは手を離して、ライナーの肩を掴んみながら尋ねる。
力を入れ過ぎたのかもしれないとジャンはライナーを気遣った。
しかし、ライナーは「大丈夫だ」とだけ告げる。
本当に大丈夫なのだろうか。
少し心配そうに見つめるとライナーは「続けてくれ」とジャンに頼む。
ライナーの言葉を無下にすることも出来ず、ジャンは同じように手を伸ばす。
「ッ! く、ッ…!」
摘まんだ乳首を押し潰したり、引っ張ったりと思い付くことを試みた。
その度にライナーが小さく声を押し殺している。
どんな風に自分はリヴァイに触られていただろうかとジャンは思い出す。
確かリヴァイは人差し指と中指で乳首を挟んで親指で押し潰すように…。
自分がされていたことを思い出しながら、ジャンは同じように触る。
「はッ…、うぁッ…!」
それにライナーの身体は大きく反応して、ジャンはハッと我に返った。
思い出すだけで熱を持ってしまい、変な汗が出てくるのを感じる。
汗でシャツが肌に纏わりつくのが不快だった。
「ライナー…。 何か変な汗が出てきた…」
「す、すまない…」
「いや、俺も脱いでイイ? シャツが肌にくっついて…」
「え? あ、ああ…」
大きく息を吐いてからジャンは身に着けているシャツを脱ぎ捨てる。
肌が外気に触れて、ひんやりとしたのが分かった。
ライナーの前だとジャンは自分の身体を情けなく思う。
まだ成長期だとはいえ、ライナーの身体と比べ物にならない。
確かにライナーは次席で卒業するほどの実力がある。
比べても仕方ないとは思うけれど、ジャンは自分の胸板を見遣った。
『…な、情けねェ…』
そう思っているとジャンの胸板に手が伸びてくる。
ビックリしたジャンが顔を上げるとライナーがジャンの胸板を触っていた。
手の大きさも全く違う。 質感も何もかも自分が未熟だ。
「ジャン、触ってもイイか?」
「へ!? あ、うん! 俺ばっかが触ってるのも悪いしな!」
いや、触ってくれと依頼されたので悪いわけではないと思ってしまう。
それでも自分だけがライナーを苛めているような感じたのだ。
だから、ジャンはライナーの言葉に少し安堵する。
ライナーの手はリヴァイよりもゴツゴツして、武骨な感じがする。
でも、傷を触るような優しい触れ方にジャンは戸惑った。
こんな感じは初めてだと…。
「んッ…!」
もどかしいと思ってしまうのはリヴァイの触り方とは全く違うからだ。
リヴァイは何時も抓ったりとか引っ張ったりとか噛んだりとかしていた。
そんなことを思い出してる場合ではないとジャンは唇を噛む。
「ジャン…」
「な、何だよ…?」
「こんな風に触られるのは初めて、なのか…?」
まるでリヴァイとジャンの関係に気が付いているようなライナーの言葉。
しかし、それを咎めているわけでも侮蔑しているわけでもない響き。
ジャンは戸惑いながらもコクリと小さく頷いた。
それから「ライナーだって、同じだろ…?」と尋ねてみる。
踏み込んだことを聞きすぎたかと思って、ジャンは少し不安に思った。
ライナーの顔を見遣ると頬が赤くなっていて、「…ああ…」と答えてくれる。
「じゃあ、続けようぜ…」
「そうだな…」
互いに何かが吹っ切れたように笑い合った。
そのとき、ジャンはリヴァイとの約束のことを完全に忘れていた。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「あの、クソガキ…」
約束の時間になっても部屋に来ないジャンにリヴァイは苛立ちを隠せない。
擦れ違う兵士たちが小さく「ひッ…!」と声を洩らしていた。
しかし、そんな声にも気付かないリヴァイはジャンの部屋に向かっている。
今までジャンはリヴァイとの約束に遅れたことは一度もなかった。
少しだけ(5分程度)待ってみたが、来ないということにリヴァイは苛立つ。
カツカツと靴音を鳴らしながら、ジャンのいる兵舎へと向かっている途中だ。
「リヴァイ兵長!」
「あ!?」
機嫌が悪いということもあり、リヴァイの返事も何時もより殺気立っている。
殺気を撒き散らしているリヴァイに気付いた相手は少し怯んだようだった。
確かジャンの同期だった男だとリヴァイは気付く。
「ベルトルト・フーバー、だったか?」
完全に見下ろされることに不快すぎて、リヴァイは眉間の皺を深くした。
余り近寄られると首が痛くなりそうだったので少しの距離を置く。
ベルトルトはリヴァイに向かって、敬礼の体勢を取った。
正直、今は敬礼など煩わしい。
苛立ちながら、リヴァイは「用件だけ言え」とだけ告げる。
「あの、ライナーを見ていませんか?」
「削ぐぞ、テメェ…」
そのリヴァイの言葉だけでベルトルトは答えを察したようだ。
これで聞き返したら、本当に削ぎ落しそうだった。
ジャンの同期ということで立ち去ろうとしたベルトルトを「オイ」と引き止める。
「はい! 何でしょう?」
「ジャン・キルシュタインを見てねェか?」
「え? ジャン、ですか? 朝食のときは居たんですけど…」
「そうか」
こんなに自分の手を煩わせるジャンに苛立ちが増した。
調査兵団の兵士長であるリヴァイが新兵を探し回るなど普通はない。
朝食のときにはいたということは、その時間には起きていたということか。
それから部屋に戻って、二度寝でもしなのだろうか。
いや、ジャンは早起きでリヴァイと違って寝起きが良いので二度寝はない。
ならば、どうして約束の時間に部屋に来ないのか。
「もしかして、ライナーと一緒にいるかもしれません」
「あ?」
「そう言えば、ライナーが部屋を出ていくときに言ってたんです。
『ジャンのところに行ってくる』って! 今、思い出しました!」
そのベルトルトの言葉にリヴァイは不快指数が一気に上がる。
確かライナーとかいう男は身体付きが逞しいという記憶があった。
ジャンがライナーと一緒にいて、自分との約束を忘れた。
「…どうやら躾が必要みてェだな、ジャン・キルシュタイン…」
「え? 何か言いましたか、兵長」
「何でもねェ…」
取り敢えず、ジャンの部屋に足を進めるしかなさそうだ。
ライナーを探しているということもあり、リヴァイの後にベルトルトが歩く。
そんなに長い距離ではないかずなのに異様に長く感じた。
歩を進める度に苛立ちと不安が増していく。
まさかとは思うが、ライナーにジャンが襲われているのではないかと。
「ライナーとかいう奴は、安全なのか?」
「安全…? えっと、意味が…」
「ジャンを襲ったりしてねェかって聞いてんだ」
「それなら、絶対に大丈夫です」
何を以って、『絶対』などと言えるのだ。
訝しげにリヴァイは後ろにいるベルトルトを見遣る。
それから平気な顔で「ライナーはネコですから」と笑いながら答えた。
「…………………あ?」
「ライナーはネコですからジャンを襲ったりしませんよ?」
自分の耳は正常で聞き違えではなかったらしい。
その答えに動揺しながらもリヴァイは平然と「そうか」と言えた。
ライナーという男はガッチリとした体形の男ではなかったか。
そして、彼をネコと言い切った後ろの男が相手なのだろう。
見た目とは違うものだと思っていると漸くジャンの部屋へと辿り着いた。
握り拳で強くドアを叩こうとした瞬間。
「あっ…!」
『『!?』』
その声にリヴァイとベルトルトは固まった。
今のは誰の声だ、ジャンか? それともライナーか?
ノックなんか、どうだって良い!
ガチャ!
ドアを開けた瞬間、リヴァイとベルトルトは言葉を失うしかなかった。
ライナーは胡坐で座り、それをジャンが足で挟むように座っている。
上半身裸の状態で、互いの胸を触り合っていた。
「へッ…へ、兵長ッ!?」
「ベ、ベルトルトッ!?」
慌てふためくジャンとライナーを見て、リヴァイの苛立ちが頂点に達した。
ジャンの首根っこを掴んでライナーから引き離して、ベルトルトに声を掛ける。
低い声で「その男と一緒に出ていけ」とだけ告げた。
殺気しか感じないリヴァイの言葉に二人は頷くのみで部屋を出ていく。。
部屋には上半身裸でいるジャンと殺気立っているリヴァイだけ。
「いや、あの、これには事情が…」
「テメェ、自分が誰のものか理解してねェみたいだなァ。
今日は、この身体が誰のものかってのを叩き込んでやる」
「へいちょ、怖いっす…」
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