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『Death Parade』
こんな場所で遭遇するなんて、自分の運のなさにジャンは自分自身を呪う。
今日は眠ることが出来なかったから外の空気でも吸おうと思った。
そもそも気分転換に外に出たのが間違いだったのだと今更ながらに思うしかなかった。
外の空気を吸ったジャンは少しの間だけ星空をボンヤリと眺めていた。
何時もは訓練兵たちで溢れかえってる場所も今は静かだ。
だから、些細な物音にも気が付いてしまった。
「………?」
ちょっとした好奇心に駆られてしまった自分が悪い。
物音がした方へと忍び足で近付くと少しずつ声が聞こえてくる。
それから聞き覚えのある同期の声にジャンの好奇心は大きく膨れ上がった。
人の話だけじゃなく、同期の話に聞き耳を立てるのは悪趣味だ。
そんなことは分かりきったことだが、人間の好奇心をいうものは止められないのだ。
このときに引き返してさえいれば、こんなことにはならなかった。
「ん、ぅ…! はッ、あぁ…!」
「ダメだよ、ライナー。 その可愛い声を聞かせて?」
淫らな吐息と喘ぎを洩らすライナーと甘く囁くように紡がれるベルトルトの言葉。
これだけで何が行われているのかなんて簡単に想像が出来てしまう。
見てはいけない現場に遭遇してしまったのだとジャンは現状の把握をした。
この場所から早く離れないと行けないのに足が震えているのが分かる。
別に男同士の恋愛を否定するつもりはない。
自分だって、リヴァイとの関係は持っているから。
「ねぇ、ジャンは何時まで覗き見を決め込んでるの?」
優しい声音なのに咎められているようなベルトルトの口調にジャンは身体を震わせた。
バレているとは思ってもいなかったし、そのことについての指摘をされると思ってもいなかった。
このまま、無視を決め込んでしまったほうがイイのかもしれない。
「ジャン、そのまま無視をするつもり?」
<続きは本編にて>
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人間という生き物は信じてきたものに裏切られることに弱い。
身体に受けた傷は次第に治り、何時の間にか記憶からも薄れていってしまう。
しかし、精神に受けた傷というものは治らないといっても過言ではない。
忘れたように思っていても、ふとした瞬間に恐怖に見舞われることもある。
裏切られた相手が赤の他人であれば、忘れることも出来るだろう。
しかし、その相手が自分にとって近しい人間であった場合は…。
「な、何の…、真似、だよ…」
見っとも無いくらいに声が震えていることにジャンは気が付いていた。
此処は人気のない倉庫というような場所といえば正しいのだろうか。
壁が分厚いというのもあるだろうし、人が周りにいないということもあるだろう。
静まり返った場所にジャンは片手だけで拘束をされていた。
ジャンの両手を掴んで頭上に持ち上げるように固定されており、動きを完全に封じられている。
相手は上官でもなく、全くの赤の他人でもなく、自分の知っている人物。
「何なんだよ、ベルトルトッ…!」
怒鳴ったところで拘束しているベルトルトの力が緩むこともない。
そのジャンの怒鳴り声に対して、馬鹿にするような微笑みさえ浮かべている。
後ろにいるライナーもジャンを助けようとする気配すらない。
「ねェ、もう抵抗できないの?」
挑発するようなベルトルトの言葉にカッとなり、ジャンは唯一自由な足で蹴り上げようとした。
しかし、そんなことは既に予測の範囲内だったのだろう。
ベルトルトは微笑みを浮かべたままでジャンの足を簡単に受け止めた。
両手も足も固定されて、ジャンは身動きすら殆ど出来ない。
力を込められると痛みのせいでジャンの表情が歪む。
無理な体勢で固定をされているのだから、痛みを伴うものは仕方がない。
<続きは本編にて>
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『壊される玩具』
元はと言えば自分の軽はずみな行動が悪かったのだとライナーは唇を噛んだ。
自分のことをベルトルトが異常なまでに好きでいることは知っているはずだった。
一時の性欲に負けてしまい、同期であるジャン・キルシュタインを合意とは言えど抱いてしまった。
目の前には両手を片腕のみで抑え付けられ、ベルトルトに犯されているジャンの姿。
前戯もない上に人並み以上のベルトルトのペニスがジャンの中に入っている。
痛さの余りにジャンの口から洩れるのは喘ぎ声なんていう生易しいものではなかった。
「ひ、ぐッ…! いってぇええ!」
中に入ってくる質量は今までに感じたことのないものだった。
しかも、慣らしもせずに入ってきたものだからジャンには痛みしか感じない。
押し広げられたアナルからは血が滴り、それが地面へとポタリと落ちる。
「抜けよ、早く抜けよぉお! ひぎッ、あぁあぁあああッ!」
「兵長の相手してるんでしょ? これくらいは我慢しないとね」
「ひうッ、あッ…! あぁあああぁああ!」
勃起したペニスを抜く気配も見せずにベルトルトは笑顔を浮かべた。
ジャンの口から洩れる声は悲痛で聞いているライナーは耳を塞ぎたくなる。
喘ぎ声なんてものじゃなく、これは悲鳴といっても良いだろう。
この場所から逃げ去ることなど、ライナーには出来なかった。
ベルトルトのしていることの原因が自分だと言っても過言ではないからだ。
「君、顔だけは案外可愛いよね。 でも、ちょっと中が狭すぎないかな?
僕のが大きいせいか、君の中が狭すぎなのか分からないけどね。
ホラ、こんな奥まで届いちゃった」
「ひぎゃッ! いッ…、うぁあぁあああッ!」
「ジャンは女の子じゃなくて良かったよね。
女の子だったら子宮まで壊れてたかもしれないね」
<続きは本編にて>
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僕は人間が嫌いだ。
だからといって、全員が嫌いなわけじゃない。
敢えて言うなれば、壁内でのうのうと生きている人間には虫唾が走る。
こんなことを思うようになったのかは覚えていない。
でも、僕の本能が全身で拒否をしてくるんだ。
自分が正義だと思っているような傲慢な人間どもは醜くて愚かだ。
「巨人なんて、一匹残らず駆逐してやる…!」
聞き飽きるほどに聞いた台詞に僕は心の中で溜息を洩らす。
そんな風に宣う君は人類から見ると果敢な兵士に見えるだろうね。
僕には滑稽に見えて仕方ないけれど…。
確かに巨人は人間を喰らう。 それは不思議なことなのかい?
人間だって生きるために家畜を喰らうし、肉食動物は草食動物を喰らう。
自分だけの価値観だけで物事を判断するなんて愚劣極まりないことだとは思わないかい?
「ベルトルト…」
「ああ、ゴメン…」
密やかにライナーに指摘をされて、僕は『何時もの』穏やかな笑みを浮かべる。
きっと、生き生きと喋るエレンのことを見下しきった目で見ていたんだろう。
ライナーに指摘されてなかったら、ちょっと株が下がるところだった。
「ベルトルト、少し良いか?」
後ろから声をかけられて、僕は訝しげな表情で振り返る。
少し神妙な面持ちをした同期であるジャン・キルシュタインの姿があった。
何も悟られないように僕は笑顔で「何?」と穏やかに問いかける。
そういえば、ジャンも壁内でぬくぬくと育った人間だったよね。
山奥で何が起こっていたなんて知らずに家族の愛に囲まれて幸せだっただろうね。
この場所での話はしたくないみたいだから僕は面倒ながらも腰を上げる。
「ライナー、何時もの場所で…」
ライナーにしか聞こえないほどの声で囁くとライナーの顔が少し強張った。
このタイミングで僕に話しかけてきたのが運の尽きだったね、ジャン。
あの表情からするにライナーは巻き込みたくなかったのかな?
「あんま人目につかないとこで…」
<続きは本編にて>
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両方ともベルライとリヴァジャン前提の山奥ジャンです。
ベルトルトは強姦魔に近いレベルなので優しいベルトルトさんを好きな人は御遠慮ください。
2冊とも性的描写を含みますので御購入の際には注意★
少しでも楽しみにしてくださる方がいますように!
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