はい、続きました。
本気で申し訳ない限りです!
でも、少し楽しかったw
今回はリヴァイが痴漢行為してます!←え?
ついでにライナーも女の子です。
巨乳といえば、ライナーじゃないですか!
<閲覧注意!>
にょたジャンですので、苦手な方は読まないでください。
自己責任で御閲覧ください。
それでも大丈夫な方のみ、ヨロシクお願い致します。
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今日は寝過ごすこともなく、何時もの時間に家を出た。
新しく買ったローファーを履き、同じ道程で駅へと向かう。
駅に辿り着くとジャンは周囲を見回してみた。
まだ来ていないのだろうか。
そんなことを思っていると階段を上ってくるリヴァイの姿を見つけた。
電車に乗るまでは時間があるのでジャンはリヴァイの方へと小走りで近寄る。
「おはようございます」
「…ああ…」
「それと昨日は有り難う御座いました。
御礼に何かをと思って、色々と店を見てきたんですけど…」
学校をサボったジャンは色んな店を回ってみた。
自分のものも幾つか購入はしたが、リヴァイに何かプレゼントしようと考えた。
そう考えたものの、ジャンはリヴァイの趣味や趣向を全く知らない。
身に着けるような小物や男性用アクセサリーや菓子など、色々と考えてみた。
だが、何をプレゼントするのにも相手の趣味が分からなければ意味がない。
相手に自分の趣味を押し付けるような形になるのは避けたかった。
「使い心地が良さそうだったので、良ければ使ってください」
通学用のカバンと一緒に持っていた紙袋をジャンはリヴァイの方へと差し出す。
訝しげな表情を浮かべながらもリヴァイは紙袋を受け取ってくれた。
それから「ハンドタオルを何個か、ですけど…」と苦笑いを浮かべて告げる。
「安いもので申し訳ないんですけど、思い付かなくて…」
「いや、助かる」
リヴァイの言葉にジャンはホッと胸を撫で下ろした。
色んな店を回ってみて、色んなハンドタオルを詰め合わせにしてみたのだ。
正直に言うと値段は高価とは言えないもの。
ふと時間を見遣ると、もうすぐ電車が来る時間だ。
女性専用車両に視線を向けると相当な列が出来ていることに気付く。
ジャンは苦笑いを浮かべ、昨日のようなことは避けたいので最後尾に並ぶことにした。
「じゃあ、失礼します」
「あ? そっちに乗るのか?」
「昨日のこともあるんで混んでますけど、向こうに乗ります」
「俺がいるだろうが…」
思いもよらぬ言葉にジャンは言葉を失ってしまう。
この言葉は何を意味するものなのだろうと色々と考え込んだ。
痴漢から守ってくれるということなのだろうか。
「オイ、電車が来る」
「ふぇ!?」
リヴァイに手を引っ張られて、ジャンは普通車両へと乗り込む羽目となった。
混み合う車両に乗ると必然的にリヴァイと身体が密着してしまう。
ドアを背中が当たり、それを庇うようにリヴァイが立っていてくれた。
自分のほうが背が高いということもあり、ジャンの唇にリヴァイの髪が触れる。
清潔感のあるサラサラの黒髪からはイイ匂いがした。
車両が揺れるたびにリヴァイはジャンの身体を支えてくれている。
『は、恥ずかしい…!』
こうして満員電車に乗って、男と密着することなんか何度もある。
しかし、こんな風にしてドキドキすることは初めてだった。
乗客の熱気というのもあるかもしれないが、少しだけ頬が熱くなるのを感じる。
服越しに感じるリヴァイの身体に鼓動が早くなった。
大きく車両が揺れたとき、咄嗟にリヴァイの二の腕に掴まってしまう。
逞しい筋肉を意識すると他のところも意識をしてしまった。
「大丈夫か?」
「は、はいッ…!」
無駄に大きな声で返事をしてしまい、ジャンは顔を赤くする。
痴漢男を担げるほどなのだから逞しいんだろうなと悶々と考えていた。
揺れに乗じてリヴァイが腕を突っ張っているおかげで少しの隙間が出来る。
ジャンは両手で胸に抱え込むようにカバンをギュッと抱き締めた。
先程、密着していたので自分に胸がないことは嫌でも分かっただろう。
それでも気にしてしまうのは仕方のないことだと思う。
『俺もライナーみたいに巨乳だったらなァ…』
チラリと自分の貧相な胸を見下ろして、小さく息を洩らした。
ウエストのホックを止めるのに胸が邪魔で見えないとか悩みはあるようだが…。
そんな悩みなど、ジャンにとっては無縁である。
『男に揉んでもらったら大きくなるとか言うけどさ。
ライナーは彼氏(ベルトルトw)に揉んでもらってんのかなァ…』
「オイ、どうした?」
リヴァイの声に気付いたジャンは顔を上げて、ビクッと身体を大きく震わせた。
ジャンが思っているよりもリヴァイとの距離が近かった。
こんな近くで男の顔を見るなんて初めての経験かもしれない。
「な、何でも…ない、デス…」
胸の大きさで悩んでましたなどと言えるはずもない。
苦笑いを浮かべたままでジャンが告げるとリヴァイは小首を傾げた。
それから何かを思い付いたのかリヴァイは少し顔を背ける。
「…胸のことか…?」
そのリヴァイの言葉にジャンはギクリとした。
話題を逸らそうと思い、ジャンは「違います」とだけ返す。
全く違わないというよりも図星なのだが、違うというしかない。
ジャンは「リヴァイさん、セクハラですよ」と冗談めかして言う。
ついついカバンを抱え込む手に力を入れてしまった。
「スカートの丈、昨日と変わってねェぞ」
「え? あ、今日は女性専用車両に乗るつもりだったんで…」
「昨日、言ったろ? 痴漢されても仕方ねェってよ」
「リヴァイさんがいてくれてるじゃないですか」
クスッとジャンが小さく笑うとリヴァイは真顔でジャンを見つめてくる。
何かオカしなことでも言っただろうかとジャンは首を傾げた。
突っ張っていたリヴァイの両腕が片手だけになる。
ジャンとリヴァイにあった少しの隙間がなくなり、お互いの身体が密着した。
只ならぬ雰囲気にドキドキしたが、カバンが挟まっているのでバレないだろう。
リヴァイが「俺も男だ」と低く囁いたと思ったときだった。
「ひゃっ…!」
太腿に感じた武骨な手の感触にジャンは小さな悲鳴を洩らす。
これが誰の手かなんて見なくとも分かった。
普通なら裏切られたとか思う場面なのかもしれない。
しかし、そんな不快な気持ちにならないことにジャンは戸惑った。
昨日のように怖いとかも感じず、自分の心が分からない。
カバンを抱き締めているせいで手で制することも出来ない。
『どうしよう、凄いドキドキする…!』
このままリヴァイの手を止めなければ、自分はどうされるのだろう。
そんなことを考えてしまっている時点で何かがオカシイ。
拒否をしなければいけない場面だというのに…。
「止めねェのか?」
「…………」
きっと「止めてほしい」と言えば、直ぐにでも止めてくれるはずだ。
そう思っているのにジャンの口から拒絶の言葉が出てこない。
黙っている間にもリヴァイの手はジャンの太腿をゆっくりと撫でている。
少しずつ手が上に方へときて、リヴァイの手が後ろに回った。
下着に触れそうになったときに漸くジャンが「ダメ」と行動を制する。
その声は弱々しいもので普通の痴漢であれば気にもしないだろう。
「言うのが遅ェぞ…」
スッと離れていく武骨な手の感触に安心はした。
しかし、その温もりを心地良いと思っている自分がいた。
そう思っている内に学校の最寄り駅が近付いていることに気付く。
「ドア、向こう側だからな。 ちゃんと出て行けよ」
「は、はい…」
最寄り駅のアナウンスが車内に響き、ジャンは開いてるドアに向かった。
何とか電車から出たジャンは後ろを振り返ってみる。
乗車する人たちばかりでリヴァイの姿を確認することは出来ない。
そうしていると電車のドアが閉まった。
思い出すと顔が赤くなってくるのが分かり、ジャンは頬に手を当てる。
それから足早で学校へと向かい、カバンだけ置くと女子トイレへと駆け込んだ。
『もしかして、濡れてる…?』
信じられないと思いながらも下着をおろすと少しだけ下着が濡れている。
トイレットペーパーで下着を拭って、ジャンは大きく息を吐いた。
明日からリヴァイの顔を見ても平静でいられるだろうかと不安になるのだった。
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